結婚相談所の真剣交際と仮交際の違いとは? 破談になった事例や入会後の詳しい流れを解説


真剣に交際をする男女カップル

 

結婚相談所の活動では、「仮交際」「真剣交際」の2つの交際期間を経て、最終的に結婚へ進むこととなります。中でも「真剣交際」は、お相手と結婚に対する考えや価値観を確認しあい、将来のパートナーを選択する重要な期間です。

 

今回は「真剣交際」をテーマに、仮交際との違い入会~仮交際~真剣交際の流れ真剣交際から結婚へ発展するためのポイントまで詳しく解説します。

 

【この記事がオススメな人】
・真剣交際と仮交際の違いを知りたい
・真剣交際中のお付き合いの仕方・会う頻度などを知りたい
・入会~仮交際~真剣交際~退会の流れを具体的に知りたい
・真剣交際で破談したケースを知りたい
・真剣交際から結婚へ発展するポイントを知りたい

 

結婚相談所の真剣交際とは、将来を見据えたお付き合いのこと

仮交際と真剣交際

 

「真剣交際」とは、結婚相談所に所属する会員さんのうち、将来を真剣に考えられるパートナー1人と交際している状態を指します。複数人とデートや連絡を交わせる「仮交際」期間とは異なり、1人の異性とのみ、結婚に向けての準備期間としてお付き合いをします。

 

「仮交際」と「真剣交際」との違い

 

結婚相談所ではお見合い後に、互いが「いいな」と感じたお相手と「仮交際」へ発展し、その後何度かのデートを重ねて「真剣交際」へと発展します。

 

「仮交際」と「真剣交際」との違いは、以下の通りです。

 

仮交際 真剣交際
関係性 友達以上、恋人未満
デートはするが交際には
発展していない状態
結婚を見据えて
お付き合いしている状態
交際できる
異性の数
複数名(3名程度までが目安) 1名
タイミング お見合い後 仮交際後
平均期間 約1~3か月 約2~4カ月
交際中の
お見合い
新たな人とお見合いOK
(こちらから申し込みも可能)
お見合い不可
交際の目的 複数の異性と会話やデートを楽しみ
相性を見極める「お試し交際期間」
真剣に結婚を考えている相手と
互いの家族観や将来設計を
すり合わせる「結婚への準備期間」

 

「仮交際」では、複数の異性とお見合いやデートをしながら、自分と相性の良い異性を見極めます。複数名と並行してお付き合いできるため、効率よくパートナーを探せるといった利点があります。

 

仮交際で4~5回ほどデートを重ね、互いが結婚に向けて前向きな気持ちになったタイミングで、真剣交際へと発展します。結婚までスムーズに進むカップルの場合、仮交際の平均期間は1~2か月、遅くとも3カ月程度の方が多い傾向にあります。

 

複数名とお付き合いする「仮交際」に抵抗感がある場合は?

 

複数の異性と並行してお付き合いすることに、抵抗感のある会員様もいらっしゃいます。そういった方にお伝えしているのが、仮交際は将来を考えられるお相手かを見極めるための「とてもライトな関係」ということです。

 

複数名の方と価値観を交わすことは、たった1人のパートナーを見つけ出すための重要なステップです。是非、前向きな気持ちで仮交際期間をうまく活用して欲しいと思います。(勿論、1名の方に絞って仮交際をするのもOKです)。

 

「仮交際」期間が2,3カ月は短すぎる?

 

「たった2~3ヶ月で真剣交際へ発展するなんて、短すぎませんか?」とよく聞かれますが、2~3カ月お付き合いしてもピンとこない方は、きっとその後も「将来のパートナーに相応しい」という確信が訪れないように思います。

 

「仮交際期間」が間延びしたカップルは上手くいきづらい傾向があるため、2~3カ月ほどで真剣なお付き合いができるか、判断するようおすすめしています。(ただし中には半年近く仮交際をされる方もいます)。

 

結婚相談所に入会後、仮交際~真剣交際~退会するまでの流れ

 

結婚相談所に入会してから、仮交際・真剣交際を経て退会するまでの流れについて具体的に見ていきましょう。

 

入会~仮交際~真剣交際~退会までの流れを表した図

 

1.入会・プロフィール作成

 

結婚相談所のプロフィール情報の例結婚相談所へ入会後、はじめにオリエンテーションを受け、活動の進め方やルールなどを確認します。

 

概要を理解したら、次にお見合いの申し込みに活用する「プロフィール」を作成します。プロフィールの充実度は、お見合いの問い合わせ数や成立数に大きく関与するため、スタッフと協力して作りこんだ内容に仕上げましょう。

 

2.お見合いの申し込み

 

プロフィールの作成が完了したら、気になる異性へお見合いの申し込みを送ります。お見合いは自分の申し込みにお相手がOKするか、お相手からの申し込みを承諾することで成立します。

 

3.お見合い当日

 

プロフィールを見てマッチングした異性と、実際にお会いして会話を楽しんでもらいます。時間は約1~2時間ほど、場所はホテルのカフェテリアなどでおこなう場合が多いです。

 

お見合い後、互いの印象を担当者へ送り、双方にOKであれば「仮交際」へと発展します。

 

4.仮交際

 

お見合いで互いに「いいかも」と感じた異性と、実際に食事やデートをすることで「将来に向けてお付き合いできる人か」を見極めていきます。会う頻度はおおよそ週に1回~2回、仮交際から真剣交際までの出デート回数は、平均して4~5回ほどが一般的です。

 

仮交際に発展してから「やはり相性が合わないな」と感じた場合も、担当者を通して仮交際を終了できるため、直接お別れを告げるストレスはありません。

 

仮交際期間のポイント

 

・最初は数時間~半日のライトなデートから始める。
軽めのデートや食事で相性を見る。
・相性が良ければ、ドライブや少し遠出など1日デートをしてみる。
・忙しい場合も、お茶やランチなど1~2時間でも間をあけずに会う

 

4.告白

 

仮交際を通じて「この人と将来を見据えてお付き合いをしたい」と感じたタイミングで、真剣交際へと関係を進めます。デート中に「真剣交際に進もうか」と会話で合意されるケースもあれば、担当者が互いの気持ちを確認して中を取り持つケースもあります。

 

多くの場合は互いが「真剣交際について前向き」であるとわかった上で、男性から女性に告白をし、真剣交際がスタートします(もちろん、女性からお気持ちを伝える場合もあります)。

 

5.真剣交際

 

告白がOKであれば、関係は「真剣交際」へ発展します。両者、1名のお相手とのみ交際し、互いの結婚観やライフプランについてすり合わせます。ご両親の挨拶なども、この期間中におこなうのが一般的です。

 

真剣交際期間は平均して2~4カ月、最長でも半年までで、お相手と結婚するかを判断することとなります。真剣交際で両者ともに「この人なら大丈夫」と思えたタイミングで、成婚退会に向けての準備を進めていきます。

 

6.プロポーズ~成婚退会

 

互いに結婚について気持ちが固まったら、男性から女性へプロポーズされるのが一般的です。

「プロポーズの内容や指輪選びに自信がない」という場合も

 

・どういったシチュエーションで告白するか
・その日のデートプランはどうするか
・どんな指輪を送るか
・告白の言葉はどうするか

 

など細かい点まで、必要に応じて担当者がサポートするため心配ありません。
プロポーズ当日、男性からの告白を女性が受けられたら、見事成婚退会となります。

 

以上が入会から仮交際、真剣交際を経て成婚退会するまでの流れとなります。お見合いから成婚までは通常4カ月~半年ほど、早ければ2~3カ月というカップルもいらっしゃいます。

 

 

結婚相談所で真剣交際中、破談になったらどうする?

 

破局前のカップル

 

「真剣交際」まで関係が発展されたものの、交際中に破談となるケースも勿論あります。真剣交際中にお別れとなった場合、気になるお相手と「お見合い」をするところから再スタートします。

 

【過去、真剣交際が破談になったケース】

親御さんからのOKが出なかった
・仮交際中にはわからなかった、細かな感覚のズレが気になった
家庭格差があり、男女どちらかが自信を無くしてしまった
住む場所の価値観が合わなかった
・どちらか一方が優柔不断で結婚を決めきれず、話が流れてしまった
・女性側が「婿養子」を希望しており、男性が受け入れられなかった

 

真剣交際のお別れは仮交際と異なり、互いだけでなく親や親族の関与で破談するケースも少なくありません。

 

真剣交際中、破談となった事例①

 

家庭格差を理由に、お相手の男性から「結婚に踏む切れない」と伝えられ、お別れしたことがあります。親が会社の役員をしていたため、わたしは比較的裕福な家庭で育ったのに対し、彼は片親で団地育ちだったことに負い目を感じていたようです。

 

結婚を前提に、互いの両親にも会ったあとに別れを切り出されたので、当時はかなりショックでした。

(当時32歳 女性)

 

真剣交際中、破談となった事例②

 

「住む場所」で揉めて、お別れすることになりました。

 

僕は職場が大阪市内で、今後転勤する可能性もあったため、住むエリアに融通の利く方じゃないと結婚は難しいと感じてました。そのため真剣交際に入る前も「大阪市内に通勤可能な場所に住みたい」ことや「転勤の可能性もある」ことを伝え、その上でお付き合いをしたのですが、交際を続けるうちに「やっぱり地元(滋賀県)を離れたくない」と。

 

彼女の地元から市内までは、片道2時間かかる距離で、通勤は難しかったんですね。「住む場所は相手と相談して決めたい」と当初は言ってくれていただけに、彼女に不信感を抱いてしまい、最終的に互いの合意でお別れすることになりました。

(35歳 男性)

 

「真剣交際」で破談にならないためには、仮交際の期間中から互いの両親や親族も含めた、結婚に対する価値観のすり合わせをしておくことが望ましいといえます。

 

 

結婚相談所で真剣交際から結婚するためのポイント

 

男女が手をつないでいるシーン

 

真剣交際から結婚に向けて両者が安心して関係を進めるための3つのポイントについて、最後に確認しておきましょう。

 

1.価値観のすり合わせを妥協しない

 

婚約後に「やっぱりこの人と合わなかった」とならないために、真剣交際中の価値観のすり合わせを妥協してはいけません。会わない価値観があれば納得できるまで会話し、どうしても折り合いがつかない際には、「別れ」を選ぶことも幸せになるための決断です。

 

以下に「結婚前に確認しあうべき価値観」をリスト化したので、ぜひ参考にしてみてください。

 

結婚前に確認すべき価値観のチェックリスト

 

☐戸建て・マンション・賃貸など住居の価値観はあるか?
☐住むエリアはどのあたりか?
☐転勤の可能性はあるか、その場合どうするか(着いていく・単身赴任)?
☐仕事はどうするか(共働き・専業主婦)?
☐子どもは欲しいか、何人生むか?
☐子どもの育て方(私学へ行かせたい、大学へ行かせたい等)
☐互いの両親・親族とは、どの程度お付き合いをするか?
☐結婚式は挙げるか?
☐式を挙げる場合、どのくらいの規模・予算であげるか?
☐式場(ホテル・協会など)や服装(洋装・和装)はどうするか?
☐互いのお金の管理はどうするか(別管理・共同管理など)?
☐借金、貯金の有無などお金に関する両者の不満は無いか?
☐その他、互いに「伝えるべきことで相手に言えていないこと」はないか?
☐ずっと一緒にいられる相手か?

 

2.「相手のご家族」も含めて結婚に向き合う

 

結婚となればお相手だけでなく、その親御さんやご兄弟とも関係をもつこととなります。特に結婚相談所を利用される方には、お家柄のしっかりした方や、家族ぐるみで婚活に臨まれている方も少なくありません。

 

ご挨拶時に好印象を持ってもらうためのマナー・態度への配慮はもちろん重要です。あわせて「親が将来同居を希望している」「婿養子を希望している」「頻繁に親族の集まりがある」「親がパートナーの家柄・職業に厳しい」など家族ぐるみの懸念事項がある場合は、なるべく早めに相手と共有するのが良いでしょう。

 

 

3.相手も不安出ることを理解し、思いやりのある行動をする

 

結婚前は男女とも、いつも以上に繊細で不安な状態あることを、互いが理解しあいましょう。男性側はマリッジブルーな女性を不安にさせないよう、愛情表現や安心感を与えるような行動・言動を。女性側も男性に負担がかからないよう、ピリピリした態度やネガティブすぎる発言は禁物です。

 

真剣交際のタイミングで「この人となら辛いことも乗り越えられる」という確信を持つことができれば、自信をもって結婚へ進めるでしょう。

 

まとめ

 

家でデートするカップル

 

今回は「結婚相談所における真剣交際について」をテーマに、仮交際との違いや真剣交際が破談になった事例紹介、真剣交際をうまく進めるためのポイントなどを解説しました。

 

本記事を参考に「真剣交際」をふくめ結婚相談所での婚活について、よりリアルなイメージを抱いていただければ幸いです。

 

関西ブライダルでは「真剣交際」を経て、見事幸せな結婚を手にされた会員様を数多く見届けてきました。皆さんがどのように交際から結婚へと発展されたかは「関西ブライダルの婚活体験談」で是非ご覧ください。


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